人獣共通感染症連続講座(山内一也)(第173回) 2006.11.06

BSEの危険度はどこまでわかったかープリオンの科学最前線

 非定型BSEについて孤発性BSEの可能性が問題になっていることを本講 座(第172回)でご紹介しましたが、プリオン説でノーベル賞を受賞したスタ ンレイ・プルシナーは以前から孤発性BSEの可能性を指摘していました。  今年の1月、NHK国際ラジオ放送でプルシナーと私の電話対談が放送さ れましたが、その中でも、彼は全頭検査が孤発性BSEも検出できる点を強 調していました。  このプルシナーと私の対談の抜粋が、科学11月号(岩波書店)の表記の 特集の中で紹介されています。この特集の内容は下記のとおりです。 「対談」 スタンレイ・プルシナー、山内一也:全頭検査こそ合理的―手放さずそれを 世界に広げるべきだ 「緊急座談会」 金子清俊、神田敏子、水澤英洋、山内一也:何が問われるべきかー私た ちは米国産牛肉は食べない 「プリオンの科学」 毛利資郎:クロイツフェルトーヤコブ病とはどんな病気か 山内一也:BSE感染リスクの評価にかかわる研究の現状 片峰茂:プリオン仮説(タンパク質単独犯説)は本当か 倉橋洋史、中村義一:酵母においてはプリオン説は証明された 横山隆、舛甚賢太郎:特定危険部位以外におけるBSEプリオンの蓄積 八谷如美、金子清俊:正常型プリオン蛋白質の機能にどこまで迫ったか 「牛肉と社会」 日和佐信子:リスク分析の枠組みはうまく機能しているだろうか 河合誠義:検疫という防護壁北林寿信:米国の肉牛生産の現状と狂牛 病―“必然”の病をくいとめるには 中嶋康博:フードシステムに再編を迫るトレーサビリティー牛肉の経験から 明らかになったこと 中川坦:農水省は変わったかー不信からの出発田中敬子、坂本清彦:BS E問題に対するアメリカ世論の反応―国際化する食品リスクを比較社会学 の視点から考える 「わたしにとってのBSE」 日和佐信子:リスク分析の枠組みはうまく機能しているだろうか 河合誠義:検疫という防護壁 中川坦:農水省は変わったかー不信からの出発
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